◐ バランスの取れた信仰成長のために(Ⅱペテロ3:18)
私たちの主であり救い主であるイエス・キリストの恵みと知識において成長しなさい。このキリストに、栄光が、今も永遠の日に至るまでもありますように。アーメン。(Ⅱペテロ3:18)
このように、車輪の生活を続けることによって、少しずつ成長が与えられ、イエス様に似ていくようになります。みことばが良く分かり、神様と長い時間を過ごすことによって、自然と神様の姿に似ていくようになるのは当たり前なことです。バランスのとれたクリスチャン生活や成長に、これらの要素は必須不可欠です。「みことば」によって神様をよく知っていく事、そして「祈り」によって大きな祝福をいただく事で、もっと神様の素晴らしさを経験するようになります。このような祝福はどんどんよい方向に進むに違いないでしょう。また、クリスチャン同士の「交わり」を保つ事によって、もっと円満な、偏見のないものになるでしょう。「証し」を通して、自分や人に祝福が与えられ、そのつながりが益々広がります。「従順」を通しては、神様からの恵みと祝福を体験するようになります。この従順を通して得た恵みの経験こそ、神様とのもっとも強い絆になります。こういう従順による恵みを体で経験した人は強いですし、必ずいざとなったときは従うようになるでしょう。最後に大切な事は、人生の軸が「イエス様」であるということです。この軸が間違ってしまうと、車輪はどこの方向に進むか分からなくなります。クリスチャンも軸であるイエス様が人生の真中におられないと、その人生は不安で怖いです。どちらに転ぶか分からない、暴走する車に似ています。これらのことを通してバランスの取れたクリスチャン生活ができるようになります。
一般にある一人がクリスチャンになると、神様の子供としての成長が始まり、少しずつ神様に似ていくようになります。この成長の過程において、一番重要な要素を一つ一つ学び、身につけていく事によって成長が可能になります。霊的な成長も、肉体的な成長と同じことで、そのままほっといて成長するわけではないです。肉体的な成長と元気を保つためには、いくつかの要素が必要です。栄養分、空気、運動、休養などがそれです。その上に、バランスとれた成長が出来るように教育や運動、情緒、食事などの細心な心遣いが必要になります。
同じことが霊的な面でもいえるでしょう。一人がクリスチャンになると、その人のための成長環境を作ってあげる必要があります。まるで、ある家庭に子供が生まれたときに、様々なお世話が霊的赤ちゃんにも必要なことと似ています。相談を何回かすることや日曜礼拝に参加するだけでは充分な成長環境に置かれているとはいえません。基本的な事を一つ一つ、個人的に教えていくことと、細心の温かい愛の気配りなどが欠かせないでしょう。牧師や指導者はこういう幼いクリスチャンたちの成長のための環境作りに努めなければならないのです。