top of page

​ハブルタ

はぶるた-01.jpg

                  ハブルタ

⑴ 意味やその有益

学びや教育などの知識、創造性、社会性などを質問と討論を通して深く探っていくような時にとても適している。小さい子供から大人までできる。質問を作るだけでも大きな学びとなる。おもに教会での教育用スタディ、家族集まりや礼拝などで使いやすい。

 

※シェマ:意味は”傾聴しなさい”ということですが、実際には申命記6:4-9, 11:13-21, 民数記15:37-41の3つの本文(おもに申命記6:4-9)を指すのであり、これはイスラエル民族にとっては朝夕の礼拝などに欠かせない信仰告白のようなことである。

 

※ハブルタ:申命記6:7には、”努めて・・教え・・語らなければならない”となっている。ハブルタとはこれを実践するために”パートナーを作って語り合う”という意味である。

 

・二人ずつ(または少数の人)パートナーとなって、質問をしそれに対する討論を行い、自然と知識や知恵を、あるいは理解を深めていくユダヤ人独特の学習方法。ユダヤ人はこういうハブルタを通して、創造力や発想力、討論文化が強くなり、生活の全般に優れた力を養うようになった。実際、世界の経済界、ノーベル賞、アメリカ有名大学の教授率は特別に高いのも、このハブルタの力によるとも言われる。

 

質問を造るだけで大きな力がついてくる。そこからものへの理解がる良くなる。学習能力にも繋がる。討論や意思疎通なども自然とできる。

 

⑵ ハブルタの素材(なんでもかのうであるが、主に聖書のみことば中心)

➀QTのように決まった聖句に従ってする。

②ある聖書部分(例;ヨハネ福音、マタイ福音、創世記等)を少しずつ切って順番にしていく。または、ある章をもって、何回かに分けてする。

③教会の聖句暗唱(聖句暗記1,聖句暗記2を毎回1聖句ずつ)

④時には、教会の聖句暗唱を毎回何個ずつ暗唱するだけで終わるのもあり得る。

 

⑶ 実際のハブルタ(質問を作る訓練)

よい質問を作ることを褒める。そして、すぐ答えを教えるより、討論しながら自ら悟っていけるように、手助けをする。

⑴理解のための質問と討論

➀まずは、読んだ内容の中で分からない単語や意味、内容中心に質問をしてみる。

②5W1H(誰が、いつ、どこで、何を、どのように、なぜ)を利用して質問を作る。

 

⑵深めるための質問と討論

③この場合、私ならばどんな気分でどう感じ、何をしただろうか。

④この場合、神様やイエス様は何を考えているだろうか(喜ぶ、嫌う、怒る、進める)。

 

⑶実践のための質問と討論

⑤これは私の生活にどういう関係があるのか。

⑥これをどうすれば今の私の生活に実践できるのか。

⑥祈り分を共同で作り、祈って終わる。祈祷文は子供が読むのもよい。

 

⑷ よい質問は記録しておく。褒めてあげる。ご褒美もあたえる。

bottom of page